TOEFLスコアを上げたければTED.comに18分だけ行けば良い (主にリスニング)

ネット使えばいろんな英語学べるコンテンツいっぱい見つかると思い、YouTubeiTunes Uを使ってStanfordやU.C.Berkeley、M.I.T.などが無料配信する講義ビデオを興味に沿って探したり、TOEFLはReadingで自然科学ネタがいっぱい出るからNational GeographicScientific Americanの英語記事を読んでみたり、CNNReuters、ちょっと背伸びしてFinancial Timesの英語記事も読もうと思ったりしたんですが、どれも鳴かず飛ばずで結局中途半端に終わり、継続して見続けることはできませんでした。

要因ははっきりしているんです。この3つ。

・スクリプトが無い

・時間がかかる

・英語やりたいけどそもそも学習するのが面倒臭い

1点目のスクリプト(英語の字幕/原稿)の有無に関しては、「結局自分が英語で会話する時に日本語訳なんて出てこないでしょ?」なんて言う自称プロの方がたくさんいます。こちらが未熟なのが100%悪いんですが、英語初心者の気持ちとしては、まず、『聞こえてきていること』と『それがどんな言葉で成り立っているのか』が分からないと、英会話の意味なんて分からないのです。まず第1段階は、『聞こえてくることが英文でどう書かれるのか』ってのが必要だってことが分かりました。

というわけで、スクリプトが無いと、まずはListeningスコアアップの取っ掛かりがつかないわけです。

2点目、長い。トップスクールのYouTube講義ビデオやiTunes U Podcastは総じて1本当たり約1時間。もたないんです、体力と集中力が。まだ1時間の講義を聴き続ける力は無いんです。飽きて YouTubeでお笑いとか見出すんです、「ダウンタウン」とか検索して。まぁ講義自体聞けるっちゃ聞けるけど、ただ聞き流し状態ってこともしばしば。この聞き流しは、(1) 分かってないのに聞いたつもり → (2) 聞いたつもりだから二度とやらない、という一番ダメなサイクルが生まれるパターン。だから、集中して耳を研ぎ澄まさなければいけません。

3点目、結局まだ現地に行って英語が話せていない困難に直面していないので危機感が湧かず、英語学習に対してのモチベーションが無いってこともよくあります。iPodに英語のビデオ入れたり Podcast登録したりしましたが、毎日携帯しているから今じゃなくてもいいや…が毎日続く。で、結局英語を勉強しないという悪循環。Too Bad。

そこで、これいいなぁと思ったのが、TED.comです。Technology・Entertainment・Designの頭文字をとってTEDです。"Ideas worth spreading"(普及するに値するアイディア)という副題が示すように、18分間の制限時間の中で自分が伝えたい内容をプレゼンテーションする、というルールの下(意外と制限時間のルール守ってない人多いです)、学術やビジネス、エンターテイメント、クリエイティブなど様々な分野の超一流有名人が登場します。

非常に面白い。まず基本長くて18分なんで、何とか耐えれる。笑
しかもプレゼンターが全員漏れなくプレゼン上手。プレゼン手法学びつつ、英語も勉強するっていうスタンスが取れるので非常に効率的です。
英語の字幕ももちろん付きますし("View subtitles")、世界中のボランティアが各言語に翻訳しており、日本語字幕もいくつかのプレゼンでは作成されています。またスクリプト(プレゼン英字原稿)内の文章をクリックすることで指定部分から動画のプレイが始まります。

各界の超一流著名人が登壇しているんですが、太平洋を挟んだ異国に住む我々日本人でも知っているヒト、文化、サービス、テクノロジーなどがわんさか出てきます。興味無いわけない、っていう内容です。

Google 生みの親 Sergey BrinとLarry Page


Microsoft 会長Bill Gates


Wikipedia 創始者Jimmy Wales


Segway を作り上げたDean Kamen


DNA の二重螺旋構造を発見したJames Watson


U2 のボーカリストBono(制限時間の1.5倍笑)


米国元大統領Bill Clinton


こういったクールなプレゼンが行われつつも、音楽やアートなど様々なエンターテインメントが会場を盛り上げています。これも自分自身を表現する1つのプレゼンです。まさにjaw-dropping。







自分の興味に見合ったプレゼンが必ず1つはあるはずです。それを延々聞き続けるというのも1つの手ですし、自分もそうしてきました(このスピーチも15分という短い時間だったので頑張って聴き続けることができました)。一応制限時間は18分とはいえ、我々非ネイティブにとっては非常に長く感じると思います。ゆえにTED.comを聞いてTOEFLの勉強の足しにするのは、ある程度(目安はiBTで80点前後ぐらいかなぁ)の英語力が無いとちんぷんかんぷんです。言わばこのTED.comは0から1、1から10にしたい人向けではなく、5から10にしたい人にとっては非常に内容も濃く扱いやすいオススメコンテンツだと言えます。



参考:TED.comは、最高レベルの英語学習コンテンツでは?

まさに言いたいことを言って頂いた感じです。YouTubeでいろいろ英語関連の動画見ようがPodcastで英語のリスニングをしようが、結局のところ面白くないし長いし分からずじまいなんです。TEDが全部解決してくれるってわけではないんですが、面白いから見てみなよ、自分たち日本人でも使いやすいぜ、っていう感じで見てみたら、何か解決につながるプロセスが見つかるかもねってことです。やっぱり中々こんな良質かつ日本人に優しいコンテンツ無いですしね◎

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