GRE対策スクールは行った方が良い?

海外大学・大学院留学の試験対策・出願準備サポートを行うAGOS JAPAN。留学を志す方なら一度は聞いたことのある大手留学対策予備校です。もちろん北米大学院留学用にGRE対策講座を設けています。Verbal・Quantitative・Analytical Writing各セクション別の講座があるので、不得意なセクションをピンポイントで履修することができます。GRE対策のために果たしてこのスクールは通った方が良いのか、考えていきましょう。



【Verbal対策】
・Verbal Strategy(通学クラス:8週間・計24時間)
(対象:TOEFL iBT89点(Reading23点)程度の方)
[受講料:¥145,950(税込)]
日本人にとって攻略が難しいVerbalセクションの対策クラスです。各問題タイプ別の解法アプローチ方法を分類・分析し、問題種類別の攻略法、Readingのテクニックなど、基本的考え方・姿勢を身につけます。さらに授業の後半ではOfficial Guideを使用し、多くの問題演習を通じて解法テクニックの定着を図ります。

・Verbal Strategyビデオ(自宅学習コース:学習目安24時間)
[受講料:¥123,900(税込)]
通学クラスのVerbal StrategyのWeb上からファイルをダウンロードして受講するコースです。受講期間中は専用サイトからのご質問も可能です。

【Analytical Writing対策】
・Analytical Writing Strategyビデオ(英語授業)(自宅学習コース:学習目安10時間)
(対象:TOEFL WritingセクションがiBT20点以上の方)
[受講料:¥61,950(税込)]
Issue/Argumentそれぞれの問題タイプ別の思考プロセス、段落厚生のテクニックを短期間で論理的に指導します。さらに、エッセイ攻略法の講義の後には実践(エッセイ作成)を重ねることで知識の定着を図ります。合計9本の模擬エッセイの添削指導を通して、高得点の取れるスキルを集中的に取得できます。受講期間中は専用サイトからご質問が可能です。

【Math対策】
・GRE/GMAT Math Foundationビデオ(自宅学習コース:学習目安:12時間)
[受講料:¥42,000(税込)]
Mathセクション対策にあたり、基礎事項の確認、おさらいをご希望の方のためのコースです。このコースでは、中学/高校数学の中での必須事項を取り上げ、基礎から丁寧に解説します。数学が苦手、または数学学習から離れて時間が経過している方のブラッシュアップ(再学習)として最適です。受講後はGMAT Math StrategyまたはGRE Math Strategyを受講し、テスト特有の出題傾向を押さえて頂くことをお勧めします。

・ Math Strategy(通学クラス:4週間・計12時間)
(対象:GRE Math500点以上の方)
[受講料:¥72,450(税込)]
トップスクールでは760点以上が必要と言われるMathセクションにおいて、問題作成者の意図を理解し、難解な表現、得意な問題形式を捕える解法テクニックを解説します。クラスではGRE攻略の前提となる数学事項を整理しながら対応する問題を解き、定着を図ります。基礎事項を確認した時点で問題演習に移り、GRE特有の問題形式やよくある引っかけ、時間短縮のテクニック等、GREで高得点を狙うためのコツを伝授します。

*コース概要説明はオンラインカタログを参照しました。

これがAGOS JAPANのGRE対策講座の全容になります。さすが大手留学支援スクールだけあって抜け目無い講座設定となっています。AGOS JAPANでGRE対策を図ろうとする方のほとんどがVerbal Strategyコースの履修を考えるのではないかと思います。そして、本コースを受講した私が下す評価として言えるのは、 「行くも行かぬも自分次第」です。

このVerbal Strategyコースでは、AGOSオリジナルのマニュアルとGREオフィシャルガイドがテキストとして支給されます。100数十ページのマニュアルとはいえ、やはりそこは長年蓄積された受験データを擁するAGOS JAPAN、得点力向上に直結するAntonym・Analogy・Sentence Completion・Readingの各分野別対策法を説明し、本試験頻出英単語リストも掲載しています。

しかしながら、これが10数万円出して受講すべきものかと問われれば、一概に首を縦に振ることはできません。数多くの問題演習をこなして本試験に慣れたい人にとっては通学時間や講師解説時間が無駄に思えるかもしれませんし、長年の受験データが蓄積されているとはいえBarron'sに比べたら…と言わざる得ません。またマニュアル内の頻出英単語リストに関して言えば、ほぼ全てがBarron'sでカバー可能なので、単語暗記の時間のロスを避けたい人はBarron's一本に絞る、またはオフィシャルガイドを自分で購入し問題演習を重ねて本試験の解答ペースに慣れるのも手であり、私としてはそちらの方が良かったかなぁと思っています。

とはいえ、Verbalセクションは慢性的英語拒否症の日本人にとっては高い壁であることは事実に変わりありません。GRE講座を何年も続けている日本人講師が目の前でGRE対策情報を日本語で喋ってくれている、というだけで安心感が持てるというのも否めません。毎週定時に渋谷に行き、高いお金を出して受講しているという半ば強迫観念にも似た"圧力"を自分に与えることでよりGRE対策に集中できる、英単語暗記を宿題として出されたらプレッシャーで覚えることができる、という方もいらっしゃるでしょう。分からない問題があれば、すぐに1対1で、またはメールで質問することができるのは非常に大きな武器となりますね。

ちなみに私が受講した時は受講者数が5名強でしたので、周りとの切磋琢磨の関係作りがほぼできなかったのが心残りでした。

> Princeton Review (現Agos)のGRE講座→評価:☆☆☆(5段階評価)
> 同講座の問題集や対策本など→評価:☆☆☆
Mariko様 - UCバークレー公共政策大学院留学記

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