TOEFL iBT対策参考書を経験者談で振り返る【セクション別編】

今回の参考書比較はセクション別の参考書です。あまり利用しなかったにしろ、このセクションは押さえておきたいと思ったときにはセクション特化型の参考書で練習問題を解きました。自分は何事も問題演習を重ねて重ねて重ねて必要事項を覚える人間なので特に練習量を重視し、かつ問題レベル及び本試験との近似性で参考書を選びました。


ロングマンTOEFLテストiBT受験特効シリーズ〈1〉リーディング
★★★★★(星5つ)
これは素晴らしいです!問題難易度は易~中レベル(本試験より若干易しい)ですが、何と言っても (1)問題演習量が多い (2)PCで問題を解くので実践さながらに経験値を積むことができる というのが非常にGoodなポイントです。Readingにおける単語意味解釈や文章言い換え、文章挿入など、各問題パターン別の対策コンテンツが非常にしっかりしており、ピンポイントの弱点克服を手伝ってくれます。80点・90点を目指す人にとってはまさに掛け値無しで『最適』と胸を張って言える1冊です。元々Readingが得意な方も、Readingは30点満点で頭の良い人だからといって35点や40点をもらえるわけではないので、わざわざ本試験より難しい問題をストイックに数多く解くよりは、これを使って本試験の傾向と対策を練り、弱点克服及びタイムマネジメント力向上に精を出す方が効率的ではないかと思います。




ロングマンTOEFLテストiBT受験特効シリーズ〈3〉リスニング
★★★★★(星5つ)
このシリーズはどれもオススメですが、中でもListeningは問題量が非常に充実しており、問題演習が少し足りないとお思いの方にはピッタリです。問題レベルは本試験より易しいですが、PCを使って本試験さながらの練習を積むことが出来るため、Must-Buyの1冊と言えます。




TOEFL TEST対策iBTリスニング
★★★★☆(星4つ)
iBTリスニングと銘打っているものの、本試験と比べて問題レベルはやや難で、また本試験では出題されないパターンの問題が幾つか見られます。しかしながら、解説は「もう一声!」という所ですが、ただ問題が理路整然と並べられているだけでなく、Listeningへの取り組み方や解法パターンの説明、ネイティブスピーカーの聞き取りにくい英語の話し方への対応など、基礎から応用まで様々なレベルのListeningセクション攻略に当たっての要求に応えてくれています。問題レベルがTOEFL iBT本試験より若干難しいために星を1つ減らしましたが、持って置いて損はしないだけの価値ある1冊だと思います。




TOEFL TEST対策iBTスピーキング
★★★★☆(星4つ)
これまた良書です。問題数も多くSpeaking のエッセンスも随所に散りばめられています。しかし自分はSpeakingは本試験が一番の練習という持論を持っているので、あまり本書で事前対策を図ることが出来ませんでした。Speakingは自己採点しづらいだけに事前準備が非常に難しいセクションです。ですがきっちり出題パターン・傾向を掴み、テンプレートなどを駆使していかに制限時間内に問題の要求に応えられるだけの回答をシンプルに伝えるかを徹底的に訓練することで、20点の壁は越えられるはずです。




Barron's How to Prepare for the Toefl Essay: Test of English As a Foreign Language (Barron's How to Prepare for the Computer-Based Toefl Essay)
★★★★☆(星4つ)
Writingに関して多くの人がオススメする1冊です。TOEFL iBTに準拠しておらずIntegrated Task(第1問目)に対応していないのが難点ですが、実際にゼロから英文の構成を作り上げるにはいかにすべきか・メモをいかに整理して作成するかといった基礎的なWriting論、CBT用に用意されたWritingトピック185個に対する解答例など、様々な内容が盛り込まれています。良い文章を書くにはまず良い文章を真似ることです。そこから自分に一番合ったテンプレートを作り上げることが出来ますし、徐々にスコアもアップするはずです!

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